アンバサダーブログ

鰆（サワラ）の旬って、実は…。

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2022.10.10

秋の訪れで、お魚が美味しくなるのが待ち遠し、アンバサダーライターの「モグモグ」です。

さて今日は、食の旬って知らないことや思い込みで勘違いしている事が多いんだなぁ…という話です。

●春を代表する「鰆」。上品味わいだけど、ちょっと物足りなさも…。

●名前のイメージにとらわれていた「鰆」の旬

●鰆の旬は「春」と「冬」で2回ある

●やはりプロに聞くのが一番！

●旨味熟成された「鰆」は、さらに美味しい！

春を代表する「鰆」。上品味わいだけど、ちょっと物足りなさも…。

皆さんご存じの春が旬の魚「鰆」。
春の季語にもなっており、春に多く収穫されることから、春を告げる祝い魚として、古来から重宝されてきました。
名前の漢字にも「春」が使われ、旬を知らなくても春の魚だと一目で分かる魚ですよね。

私、正直言って若い頃はあまり好きな魚じゃありませんでした。
春の頃に食卓に出る鰆は、身が柔らかくて淡白な味わいで、上品な味ではありますが脂が少なく何か物足りない…。
若い頃の僕には、ご飯のおかずになりにくく正直興味はありませんでした。

そういうイメージって、年齢が経っても染みついているモノで、30代までは外食に行ってもメニューの選択肢には入ってこないんですね。

名前のイメージにとらわれていた「鰆」の旬

しかし40代に入った頃、ある会食でお刺身の盛り合わせに鰆が入っていたんですね。確か炙りだったかな。

「真冬の時期に、何故、鰆？」

と、不思議に思いました。

「まあ、とりあえず食べてみるか」と、一口食べると、脂が乗ったその美味しさに驚きました！
よくよく聞いてみると「寒鰆」とな。

「寒いのに春とは…」

と、美味しさの驚きとともに、頭がちょっとパニックに笑

「鰆って、春が旬の味けのない魚じゃなかったっけ？」

思い込みがガラガラて崩れていった瞬間でした。
（今思うと、ちょっと気持ちよかったかも笑）

その日から、私の中では「鰆」＝「冬の魚」にアップデートされてしまいました。

鰆の旬は「春」と「冬」で2回ある

後々、調べてみると鰆は回遊魚で、1年を通して北は北海道から南は沖縄まで、日本中で獲れる魚でした。
なので捕獲できる時期が地域によって大きく異なるため、旬が春と冬の2つ存在しているらしいですね。

その事を知らないことで、

「いやはや、思い込みや無知って損してるなぁ」

と、改めて実感しました。

あの日の驚きから、鰆のファンになってしまいまして、冬場の魚売り場でついつい探してしまう程になりました笑。

「寒鰆」が好んで食べられるのは主に関東らしく、12～2月の産卵期前の脂がのった味わいが好んで食べられており、冬が鰆の旬とされているようです。

関西では、やはり春の魚として、さっぱりとしており、柔らかで淡白な味わいが好まれ、身だけではなく、真子や白子も一緒に食べる文化があります。

これから、秋が過ぎ冬がやって来ると、どんどん鰆がおいしくなってきます！

やはりプロに聞くのが一番！

食材の旬というのは、一般の消費者の私たちは知らないことが多く、やはりプロの知識を聞くのが一番早いなと実感した次第です。

トトクルのアンバサダーライターで楽しみなのは、美味しいお魚と出会えるだけじゃなく、今まで知らなかった知識が得られる事です。

それも、井内水産さんは大阪市中央卸売市場本場の仲卸さんです。
なかなか市場の中って一般の人が入れる世界じゃないので、お声がけいただいたときは「こんな機会はめったに無い！」と喜びました。

これからも、楽しみでしかたありません！

旨味熟成された「鰆」は、さらに美味しい！

まんまと、鰆好きになった私ですが、今回、アンバサダーとして、トトクル・井内水産の「旨味熟成」された鰆を試食いたしました。

こちらの鰆ですが、井内水産さんのオリジナル製法「旨味熟成加工」で、魚の余分な水分や臭味を抜きながら、旨味を引き出されています。

この鰆、単純に焼いただけでも美味しかったのですが、今回私がトライしたのは「鰆のキーマカレー」です！

こちらの製法で加工された鰆をキーマカレーにしちゃおうという贅沢なメニュー。
我流過ぎるので、ちゃんとしたレシピじゃ無いですが笑、簡単にご紹介します。

◎「旨味熟成」された鰆を、鍋でニンニクと少し多めのオリーブオイルで焼きながら、ヘラで粗ミンチ状に潰していきます。
◎そこにお好みのスパイスやハーブを入れて炒めていきます。僕は少し香りが強いスパイスが好きなのでクミンやローズマリーなどを多めに入れていきます。
◎さらにカレー粉を足していき、塩・胡椒で味を整えて出来あがり。